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Fate/Memory Conflict 最終話 ジャンヌ

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 どんな英雄だろうと多勢に無勢。八人となったこの軍団に適うものはなく、他のサーヴァントは消滅を果たす。

「これで最後のサーヴァント。マスター、聖杯をお持ちする日も近いようよ? あとは……奴隷になった奴らを殺せば、聖杯は私たちの物」

 ジャンヌはついに自分とマスターの目的が達成される、と喜びを隠さず、そうマスターに耳打ちする。聖杯はルーラー以外のサーヴァントの消滅を以て降臨する。あとは残った令呪で自害を命じるだけ、というところで、ジャンヌはマスターから信じがたいことを聞いた。

「……え? 聖杯なんていらない? 今の私にも飽きた? な、何を言ってるの、マスター……キャッ!?」

「はずし、ちゃった」

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 突如として放たれるジャックからの攻撃。ジャンヌは何とか避けるものの、他のサーヴァントもみな、ジャンヌのことを狙っていた。

「おとうさんのめいれい。もう飽きたって」

「なにを……やめなさい、操り人形たちの分際で!」

「操り人形はあなたの方でしょう?」

「マスターのために……マスターのために……」

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 しかしジャンヌの命令は聞こえず、代わりに清姫とセイバーの攻撃が炸裂する。たまらず倒れたところを、アンとメアリー、そしてスカサハが取り押さえる。

「――捉えた」

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「動かない方がいいよ。身のためにもね」

「ええ、一発ぐらい撃ってしまおうかしらね。メアリー」

「ふふ……」

「このっ……アタランテ! 助けなさい!」

 抵抗出来ないジャンヌのもとに、アタランテを連れた雰囲気の変わったメディアが来る。ジャンヌ自身の手で犬にしたアタランテすらも、今では唸り声をあげるのみ。

「無様ですね。わたしのように抵抗せずにご主人様からの愛を受け入れれば、楽に気持ちよくなれるのに」

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「まあそんなことはいいわ。マスターはね、聖杯なんていらないの。この聖杯戦争は終わらない。だけどそのためには、聖杯の管理者が必要」

 そこでジャンヌはマスターのやろうとしていることを悟る。聖杯を手に入れようとする自分ではなく、管理する元のジャンヌに自身の人格を戻すのだ、

「やめて! 以前の私に戻るくらいなら死んだ方がマシよ……私が、今の私が管理者になるから!」

「ダメ。あなたに飽きた、っていうのも理由の一つなんだもの。さ、マスター?」

「あ……」

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「――サーヴァント、ルーラー。召喚に応じて参上しました」

「私たちの目的は聖杯の管理。ご協力をお願いします、マスター」

「具体的にはどう協力すればいいか、ですか? そうですね……主に魔力補給をお願いします」

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「はい。聖杯の管理の為には、私の身体をマスターに差し出すしかありません」

「主よ、この身を捧げます――」


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 男が飽きて願望器を使うまで、その聖杯戦争は続く。それまで英雄とまでなった少女たちは、玩具のように好きに弄ばれていく――
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コメント

No title

どうもリクエストした者です、最終話見させていただきました
今まで忠実に尽くしてきたのに『飽きた』という理由で簡単に切り捨てられる黒ジャンヌ…
しかも白状態に戻っても、都合の良い操り人形として利用され続ける宿命…
あまりにも理不尽な展開ですが、支配する側からすればこんな風に
気まぐれで他者を弄ぶのは極上の愉悦となるのでしょうね

シリーズ完結、お疲れさまでした!
自分のリクエストを叶えていただいて感謝しております!
これからも貴方のコラを楽しみにしていますので、頑張ってくださいませ!



No title

完結お疲れ様でした
今まで忠実に尽くしてきたのにあっさり捨てられて
白に戻されてしまうというのは奪ったサーヴァントが
所詮操り人形にすぎないということを象徴していますね
こういうゲスい行為をするマスターもいいですが、
操った対象を大切にするマスターだったら
どうなっていたのかも見てみたい気がしますね
これからも楽しみにさせていただきますので無理をしない程度に
頑張ってください

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