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Fate モードレッド

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「サーヴァント、セイバー。モードレッドだ。召喚に応じ参上したぜ」

 かの円卓の騎士が座っていたという机を触媒に、あるサーヴァントが召喚される。史実ではアーサー王の息子でありながらも、そのアーサー王に反逆した騎士、モードレッド。

「……女?」

 しかし召喚したマスターは、モードレッドの性別のことを知っていた。それでもなお、召喚してそう呼んだ理由は。

「……最初だけは見逃してやる」

 そう言ってモードレッドは剣を構えると、躊躇なくマスターに向ける。

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「次に女と呼べば、オレは自分を制御しない。その右手に刻まれたたいそうな紋と、オレの聖剣のどっちが速いか勝負になるぜ」

「男か女かはどうでもいいさ。騎士として強いかどうかだろ」

 このマスターがモードレッドを召喚した理由は、その気丈さを改竄して自らのものにしたかったからだ。構えられた剣に脅えることはなく、部屋に仕込まれていた魔術を作動させていく。

「ほう。言うじゃねぇか。ま、騎士としての腕なら心配してくれなくていいぜ」

「そいつはどうかは俺には分からんからな。でも、騎士としての腕を分からせる手段があるだろ?」

「騎士としての腕を……分からせる……手段……ああ、ちょっと待ってな」

 一瞬だけ目が虚ろになったようなモードレッドは、マスターにすら油断なく構えていた聖剣を霊体化させ武装解除すると、近くにあったベッドにへたり込んでいき、尻をマスターの方へ突き出していた。

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「ほらよ、早くしな」

「何やってるんだ?」

「決まってんだろ。オレの中の『女』より『騎士』が強いって分からせる為には、これが一番手っ取り早いんだからな」

 部屋に仕組んだ魔術は正常に作動しているらしい、とマスターの男はほくそ笑んだ。あとは彼女の身体で遊ぶだけだと。

「ほら、早く挿れろよ。オレが負けたら、『女』として心の底からお前に服従してやるんだからよ」

「ああ。騎士様の力を見せてもらおうかね……」

 そう笑うマスターの手の甲には、サーヴァントに対する三つの絶対命令権、令呪が赤く輝いており――

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「くっ……」

 夜、聖杯戦争の時刻。あるサーヴァントが何者かに追われており、自身の得物を持って周囲を警戒する。

「まさかこの気配……モードレッド……?」

 生前、かの反逆の騎士と知り合いだったそのサーヴァントは、気配を確認しながら疑問符を浮かべる。モードレッドであるようで、そうでないような――

「あ、マスター。見つけましたぁ、獲物です!」

 マスターと念話による連絡を取りながら、影からモードレッドらしきサーヴァントが現れる。その姿は生前の鎧姿とは違う、ラフな格好だったものの、その声は確かにモードレッドであったが。

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「はい! こいつ殺して帰ったらぁ、いっぱいご褒美くださいねぇ?」

 その口調は似ても似つかず、混乱するサーヴァントに対して、モードレッドは鋭い視線で睨みつける。するとその腹部と腋という禁域とも呼べる部分に、ある紋が浮かんできて――

「だからぁ、死んでね?」

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コメント

No title

更新疲れ様デス!

やっぱりFate/シリーズでこのシチュエーションは、誰もが想像するものですよね?
もちろん私も想像しました^^

次回も、Fate/シリーズが更新される、のかな?
まあ、何であれ更新待ってます。

No title

更新お疲れ様です
Fateシリーズは令呪や魔術でのMCは定番なので楽しめましたw
この路線で他のサーヴァントも躾けて見たいものですw

次回も楽しみにしています
頑張ってください

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