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ペルソナ 里中千枝

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 自らの分身であるペルソナ――それは自身の夢の具現化であるといっても過言ではなく、その欲望は同級生である里中千枝に向けられた。

「じゃあ今日の分を見せてもらおうかな」

「うっ……分かってるわよ……」

 部室棟の隅っこという誰も気づかれない場所に、彼と千枝は向かい合っていた。それでも千枝は誰か来ないか不安なようで、顔を赤くしながら周りをキョロキョロと伺っていた。

「ねえ、あのさ、本当に……こういうことするんだっけ?」

「当たり前だろ、早くしろよ」

 彼に催促され、千枝は観念して携帯を彼に差し出した。そこには――

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 ――彼が千枝にかけた暗示は二つ。一つは自分の写真を自分が恥ずかしいと思うポーズで撮り、それが当たり前で常識だと思うこと。もう一つは……

「んっ……くっ……」

「今日もエロい写真撮ったな、よしよし」

 ……写真を見られる度に発情すること。顔が上気している千枝を後目に、彼は写真を回収する。

「じゃあ、また」

「あっ……う、うん。またよろしく、ね」

 さて、自分から抱かれに来るのはそろそろか――

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