アイドルマスター 生っすか！？ サンデー 特別版 後編

「ボクに新しい仕事、ですか？ しかも生っすかの企画！？」

　ある日の７６５プロの事務所にて。自分に大物の仕事が入って来たことに気づいた真は、喜びを示すようにパチンと指を鳴らした。

「へへっ、やーりぃ！　それで、どんな仕事ですか？」



「え……他の事務所のアイドルと、どちらが先に妊娠出来るか……？ も、もうプロデューサー、冗談でも怒りま――」

　映像はここで一旦途切れており、再びスタジオにカメラは戻る。唯一司会の席に座った美希も、その映像を興味深げに眺めていた。

「まだミキたちが洗脳されてない頃の映像、やっぱりいつ見ても恥ずかしいの……それじゃあ真くんがどうなったのか、続きなのー」

　そして再びスタジオの液晶に映像が映し出されたが、そこに映っていたのは真ではなく。



「あ、３４６のナターリアちゃんなの。そうそう、今回の真くんの対戦相手だったんだっけ」

　車内には別事務所のアイドルことナターリアと、今回の『特別ゲスト』である男がいた。そこで何かを始めようとする二人に、カメラが新たな来訪者を知らせていた。



「それじゃ、今日の生っすか！？ サンデーはここまでで、最後に。特別ゲストのナターリアちゃんもよろしくお願いします、なのー」