FC2ブログ

記事一覧

メルブラ シオン

sionn.png


「私を捕らえてどうするつもりですか、魔術師」

 魔術師に捕らわれてしまったシオンは、脱出の計画を脳内で立てながら、時間稼ぎとしてその魔術師に話しかける。すると魔術師は、一つの注射器を持って彼女に近づいてきた。

「ああ、僕は吸血鬼に関しての研究をしているんだよ。半分吸血鬼、」

「――あぐっ!?」

 私の素性を知っての上で――と、さらに時間稼ぎの会話を続けようとしたシオンに、魔術師は無理やり薬品を打ち込んだ。身体が燃えるように熱いソレを、脳内で解析しようするより早く、魔術師から正解が語られる。

「吸血鬼と化す薬品だ。やはり半分吸血鬼な君には効果は覿面らしい」

「ハーッ、ハーッ、ハーッ……ああ――んっ」

 自覚するとさらに身体が熱くなってくる。自分の喉が何かを欲している。そして目の前の魔術師に……服従しようとしている……?

「子の吸血鬼は親の吸血鬼に従う習性がある。君を吸血鬼として完成させたのは私だからね。さて、実験開始だ……」

MBAA_vsion.png


スポンサーサイト
[PR]

コメント

コメントの投稿

非公開コメント