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艦これ 神通

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「……よし」

 朝、しっかりと身支度を整えた神通。鏡の前で一回クルリとターンしてみて、何も問題ないことを確認する。

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「姉さん、那珂ー。朝ですよー」

「夜戦明けでまだ眠い……」

「那珂ちゃん今日は休むぅ……」

 すると姉に妹を起こすべく、それぞれ二人の寝室をノックするも、あまりいい反応は返って来ない。

「姉さん、昨日は夜戦に出撃してないし、那珂は遠征です。ほら、早く」

『は~い』

 ただし神通にとって、そんなことはいつも通りで。ドアの向こうから気怠げな声が聞こえてきて、神通はほっと胸をなで下ろした。

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「まずは姉さんと提督のところに行って……」

「お待たせー!」

「え……?」

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 二人を待つついでにこれからの予定を反芻していると、川内の寝室の扉が開いた。いつもより早いな、などと考えていた神通は、信じられないようなものを見る目で川内を見た。

「え? 姉さ、なんて格好を?」

「あれ? 神通ったら、もう。急かしといて自分が『準備』出来てないじゃん」

「え? 準備……?」

 理解が追いつかない姉の格好に目を背けると、むしろ川内から釈然としないような返答がきた。そんな姉の言葉がどうしてか耳を背けることが出来ずに、神通の頭の中で川内の言葉が反芻していく。

「艦娘はこの格好が『正装』じゃん。早く着替えてきなよ」

「え……でも……」

「那珂ちゃん登場ー! あれ? 神通ねぇ、なんでそんな格好してるの?」

「ぁ……」

 勢いよく扉を開け放ってきた那珂も川内と同じ格好をしていて、二人の言葉を聞いていた神通の瞳が虚ろになっていく。ボーッとしたまま自らの身体に手を沿わせると、神通は突如として覚醒する。その表情は羞恥に染まっており、信じられないとばかりに、今まで着ていた服を適当に投げ捨てた。

「私……なんでこんな……すいません、すぐに着替えてきますから!」

「提督に『報告』行くんだから、早くねー!」

「神通が来るまでにオシャレしちゃおっと」

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