FC2ブログ

記事一覧

SAO マインド・フラグメント シノン編

『ただいまより、《SA:O》のスペシャルイベントが始まります。ご参加の皆様は……』

「……?」

 突如としてこの《SA:O》に響き渡った運営からのアナウンスに、町を歩いていたシノンは怪訝な表情を隠せなかった。一つは、わざわざVRという技術をフル活用してまで仮想空間を満喫しているというのに、運営からのアナウンスという不粋な真似がなされたこと。そしてもう一つは、今日に何かしらのイベントがあったなどと聞き覚えのないことだ。

『専用の装備に着替えてお楽しみください。繰り返し――』

 それでも運営からのアナウンスは続いていて。何か一大イベントがあったのならば、聞き逃していた自分が悪いかと、ひとまず仲間たちにイベントのことを聞くメールを送っておく。そういうことに目ざとそうで、今もログインしている仲間というと、リズが相応しいだろうか。

「シリカ?」

 そしてメールを打ち終わったシノンが見たものは、路地裏に入っていくシリカの後ろ姿だった。あんなところに何の用があるのだろう、と個人的には路地裏に嫌な思い出しかないシノンは眉をひそめつつ、シリカの後を追うことにした。

 あまりプライバシーの侵害などしたくはないが、単純な興味が勝ってしまって。それにシリカに一大イベントとやらの詳細が聞けるかもしれないし、と自分に言い訳していくシノンもまた、路地裏に足を踏み入れていく。

「キャッ!?」

「シリカ!?」

 そして路地裏の奥から何やら目につく光が放たれたかと思えば、聞こえてきたのはシリカの悲鳴にも似た声。何かあったのかと、足を早めて、すぐさまシリカがいた場所に追い付くと。

「ハイグレ! ハイグレ! ハイグレェッ!」

「え……?」

 そこに広がっていたのは、シノンの想像を越えていた光景だった。まずは子供向けの特撮の戦闘員のような、ふざけた装備を着けた男性プレイヤーが数人。その手にはやはり玩具のような銃が握られており、目の前の光景に構わず何やら歓談しているようだった。

「シリカ!? ちょっと、シリカ!」

「ハイグレ! ハイグレ! ハイグレ! ハイグレ!」

 そして当のシリカだったが、ピッチリとした黄色いハイレグ水着に身を包んで、がに股になって意味不明な言葉を叫び続けていた。その状況が理解できないながらも、シノンはどうにかして止めさせようとするが、シリカの耳にはまるで届いていないようだ。それどころか目の焦点すらあっておらず、それ以外のことは頭にないかのごとくひたすらにポーズを取っていた。

「あー……出力が強すぎたかな」

「……あんたたち! シリカに何をしたの!?」

 ともなれば、その男たちがシリカに何かしたことは確かで。シノンはこの世界における自身の得物である槍を構えて、街中なのでダメージは与えられないにしろ、威嚇するように突きだしていた。衝撃で吹き飛ばす程度のことは可能だからだ。

「シリカを元に戻しなさい!」

「じゃあちょっと出力を弱めて」

 前のゲームでシノンが使っていた武器は銃か弓矢。今のゲームを始めるとともに槍を使いはじめたため、仲間たち皆に手伝ってもらってようやく使い慣れてきたところで、シノンとしてはまだ戦力に不安が残る。それでもシリカを助けるべく、仲間たちの思いが籠った槍による攻撃が、警告を聞きもしない男性プレイヤーたちに炸裂していく。

「よっと」

「――あばばばばばばば!?」

 しかしシノンの槍よりも早く、玩具のような銃から閃光が走った。避けるという考えすら間に合わずに閃光に直撃したシノンは、ピンク色の光に包まれながら自分のものとは思えない間抜けな悲鳴をあげていた。

「っつ……ひゃっ!?」

 そうしてピンク色の光は収束して消えていき、頭をクラクラとさせながらシノンは意識を取り戻す。すぐさま自分の状況を確認すると、今なお狂ったようにポーズを繰り返しているシリカと、同じ服装になってしまっていることにすぐ気づく。ピッチリと貼りついた黒い水着は身体のラインを隠すことはなく、股間スレスレにまで鋭角に切り込まれた布地は、少しズラしただけで大切な部分が見えてしまいそうだ。それに股間に食い込む感触からして、背面から見れば尻は丸見えだろうか。

「ハイグレ! ハイグレ!」

「っつぅ~……何をしたの、いや、すぐに戻しなさい!」

「どうする?」

「さあ?」

 その背後にいるシリカの様子を改めて見て、自分があんな風になってしまうのかと恐れながら、シノンは持ったままだった槍を改めて構え直した。とはいえ胸の谷間や股間を隠しながらの構えのため、まるで恐れることはないとばかりに男性プレイヤーたちは笑いだしていた。すぐに後悔させてやると、今度こそ槍をプレイヤーたちに突きだした。

「――ハイグレ!」

 するとシノンは、持っていた槍を放り投げると、がに股になって股間のラインをなぞりながら、勢いよく宣言した。まったく意識なくこんな変態のような行動をしてしまって、シノンの顔色が蒼白になっていく。

「どうした?」

「黙っハイグレ! 私にハイグレなにをハイグレ! ハイグレ! やめさハイグレ!」

 覆面の下でニヤニヤと笑っていることが分かる男性プレイヤーたちを前に、槍を拾おうとしたり蹴りを入れようとしたり、逃げようとしたりする度に、無意識に身体がそのポーズを取ってしまう。何が起きているか理解しきれない感情と、そのポーズの恥ずかしさにシノンは思考を処理出来なくなっていた。

「も、もう嫌……ハイグレ! ハイグレ!」

「嫌? 鏡で自分の顔見てみろよ、お前」

「え……?」

 プレイヤーたちの1人にそんなことを言われて、反射的にシノンは近くの民家の鏡を見ていた。見てしまった――自らの快楽に溺れた頬が蒸気した表情と、ガクガクと揺れる腰と止めどなく溢れている愛液を。そして自慰で達する直前のような、そんなもどかしそうな感覚を。

「ヒッ……!」

「ハイグレ! ハイグレ! ハイグレ!」

 そこにいたのは、ハイレグ水着のまま奇妙なポーズを取って男性プレイヤーに見せつけて、それに快感を感じてだらしなく舌をだした変態だった。そしてその変態はシノンの姿形をしていて、狂ったようにポーズを繰り返すシリカも、自分と同様の――いや、さらに気持ちよさそうな表情をしていた。シリカが今なおしていて、自分がしていないことと言えば。

「は、ハイ……グレっ!」

 誘惑に負けるように、シノンは遂に自分からハイグレのポーズを取ってみせると、脳に直接的な快感が炸裂する。思考が飛んで瞳はグルンと白目を向き、立っていられるかも怪しく腰砕けになってしまいながらも、再び腕を股間に添えていた。

「……ハイグレ。ハイ……グレ! ハイグレ! ハイグレ! ハイグレハイグレハイグレハイグレ! ハイグ――」

 そして再びその快感を得ようと、もう一度だけだとポーズを取ると、麻薬のような常習性をもって徐々に激しくなっていく。もはやシノンの脳内には、シリカのことや男性プレイヤーのことなどまるでなく、ただただハイグレポーズによる快楽を得ようとしているだけだった。そしてポーズを取る度に脳内は漂白されていき、新たな常識がシノンの脳内に書き込まれていく。

「――ハイグレ! ハイグレ! ハイグレ人間シノン、洗脳完了しました! ご主人様、お手数おかけして申し訳ありません!」

 すると突如として、先程まで狂ったように乱れていたシノンが、理性的な意識を取り戻していた。ただしハイグレのポーズはそのまま――いや、むしろ『ご主人様』と呼んだ男性プレイヤーたちに、見せつけるようにもなっていた。ポーズに目をつぶれば、よく統制のとれた軍隊の部下が、上司に敬礼しているようでもある。

「何か言うことは?」

「はい! ご主人様とハイグレに逆らおうとするなど、今までの自分は愚かだとしか言いようがありません! ハイグレ!」

 ご主人様たちは自分たちのような愚かな人間を、ハイグレ人間にしてくれる素晴らしい存在なのに、自分はどうして逆らっていたんだ――と、シノンは本心から、顔も覆面で分からないプレイヤーたちに服従の意思を示す。誇らしげにハイグレのポーズを見せつけるシノンには、背後でみっともなくハイグレをするシリカのことがようやく理解出来た。

 彼女は下等な人間から、ただハイグレをするだけの奴隷となることを許されたのだ。鼻の下を伸ばして色情狂めいた表情を浮かべ、何も考える必要もなく延々とハイグレをし続けるなんて、自分たちにとって最大の名誉だとシノンは認識していた。

「それじゃ、お前は何が出来る?」

「ご主人様に命じられればどんなことでも致しますが、私は銃の扱いが得意です」

「へぇ……やってみろよ」

 そうして1人のプレイヤーから軽く受け渡される玩具のような銃を、シノンは膝まづきながら恭しく受けとると。どんな銃なのかを軽く確認した後、近くに落ちていた今まで使っていた槍を邪魔だとばかりに蹴りつけて、 路地裏の曲がり角から少しだけ身体を出すと 、表の街道を歩く女NPCに向けて銃を放ってみせた。

「え……ハイ……ハイグレ!」

「やるもんだな」

「ありがとうございます! ハイグレ! ハイグレ!」

 違うゲームでは1,000Km以上先の目標を狙い撃つシノンにとって、その程度は容易いことだ。プレイヤーの1人に誉められたことで、天にも昇るような気持ちになったシノンは、ハイグレのポーズを取って喜びを示してみせた。ただしその喜びを地に落とすような出来事が、すぐさまシノンに訪れることとなった。

「おいおい、表の道の奴を洗脳したら、隠れてる意味がないじゃねぇかよ」

「あ――申し訳ありません!」

 銃を渡してやってみろと促したのはプレイヤーの方だったが、シノンの脳内は、ご主人様の邪魔をしてしまった――という後悔のみが支配していた。到底許されることではないが、何の躊躇いもなくシノンはプレイヤーたちに土下座してみせた。肩から背中までのラインは全て晒されていて、ピッチリとハイレグに包み込まれている尻はまるで胸のようで。

「許してやるから、お前の仲間たちでも洗脳してこいよ」

「寛大な処置、ありがとうございます! ハイグレ!」

 実際のお礼は土下座したまま、その後にすぐさま立ち上がると、感謝するようにハイグレポーズを取った。そんなシノンの様子には、仲間たちを洗脳してこいという指示に何の躊躇もなく、当然のように受け入れていると見てとれた。そんなシノンの元に、洗脳される前に送ったメールが返って来て――

「まったく……なんでこんな格好してたのかしら、私は……」

 路地裏から出てきたシノンは、ハイレグ水着姿ではなく自前の服に着替え直していた。ただしその服を見て忌々しげに舌打ちをしていて、禁断症状に苦しむように手が震えていたが。

「こんな姿、ご主人様に見られたくなかったのに……本当に、ハイグレ洗脳される前の私は愚かだったのね」

 シノンの元に届いたメールは、リズから妙なことが起きているから店に隠れているというメール。つまりせっかくハイグレ洗脳していただけるというのに、小賢しくもご主人様から隠れているというのだ。それだけでシノンからすれば、怒りを通り越して哀れみすら感じてしまうほどだったが、これはチャンスだとプレイヤーたちからは指摘された。

 つまり、元の服に戻って隠れている仲間を内側から洗脳しろと。その提案にシノンはますますプレイヤーたちへの尊敬を深めたが、それと同時に、ハイレグ水着以外の服を見られてしまうという耐えられない瞬間でもあった。服の下にハイレグを着ていなければ、その瞬間にシノンは発狂してしまっていたかもしれない。

「……リズ?」

「シノン!? 無事なのね、今開けるから……」

 そうしてリズの鍛冶屋にたどり着いてみれば、リズにリーファ、ユウキの三人が店内に隠れていたらしい。当然ながらシノンにとっては信じられないような格好をしていて、今すぐにでも隠し持っている銃でハイグレ洗脳してやりたい欲求に駆られてしまう。

「シノンさんは、あの変な連中には会ってないの?」

「え、ええ……」

「何よあの格好……あの連中に捕まった人も、すごい格好になっちゃうし……」

 だが、タイミングを見誤っては誰かを逃してしまうかもしれない。未洗脳者の分際で、ハイグレのことやご主人様を馬鹿にするなんて――と内心で怒りに震えながら、シノンは何も知らないように装っていたが、それでも早くハイグレをしたい欲求が高まってきてしまう。こんな邪魔な服など脱ぎ捨てて、思うさまハイグレをしたいと。

「……シノン、どうしたの?」

「別に……何でもないわよ。他に人は?」

「アスナが外の様子を見てくるって、さっき行ったっきり……」

 するとユウキに不審げな表情を向けられてしまい、シノンは慌てて話題を逸らした。そしてどうやらアスナが外に出ていったと聞いて、シノンはちょっとした危機感に晒される。外に出ていったアスナごときがご主人様から逃れられるはずもなく、無事に洗脳されたら、自分と同じようにこいつらを洗脳しにくるのではないか――と。

「シノ――ひゃぁぁぁぁぁぁ!?」

 そうなれば、未洗脳者という獲物の奪い合いになってしまう。ならばアスナが帰ってくる前にと、まずは勘のよいユウキが近づいてきた瞬間に、隠し持っていた洗脳銃を直撃させる。

「ちょっと――」

「ハイグレ! 私はハイグレ人間シノン! あなたたちも洗脳してあげる!」

 さらにメニューを操作して邪魔な服を消してしまうと、シノンは素晴らしいハイグレ姿を残る二人に晒す。ようやくハイグレ人間として相応しい格好になれたことに、少なくない解放感を味わっていたものの、それは後だと未だに混乱している哀れな二人に洗脳銃を向ける。

「んひぃぃぃぃぃぃぃ!?」

 リーファが洗脳銃に当たったことで、ようやく状況を理解したらしいリズが逃げようとしたものの、自ら設置したバリケードのために速度も遅く。愚かにもハイグレ洗脳を拒もうとするからだと、冷ややかな視線とともにリズの後ろ姿に洗脳銃を撃ち込んだ。

「リズ! みんな!」

 するとリズの鍛冶屋の入口が勢いよく開くと、血相を変えたアスナが飛び込んできた。リズがバリケードをどかして逃げようとした物音が外にも聞こえたのだろう、1人で事態がどうなっているかを調べていたアスナを出迎えたのは。

『ハイグレ! ハイグレ! ハイグレ!』

 仲間たちのハイグレ姿だった。三人とも抵抗はしているものの、無駄な抵抗だとシノンは身をもって知っている。

「遅かったわね、アスナ」

「しののん……」

 そして抵抗する三人の中心では、漆黒のハイレグを身につけたシノンが、今までの鬱憤をはらすように最も勢いよくハイグレのポーズを取っていた。プレイヤーたちに命じられた仕事をやりとげた喜びからか、残る三人からは信じられないという視線を向けられるほどに乱れていたが、アスナの到着とともに表情だけは冷酷なものに戻る。

「ハイグレ……アスナ、逃げハイグレ!」

「逃げる? アスナが? どうしてかしら」

「え……?」

 リズが呆然と立ち尽くしたままの親友に、せめてもの警告をしてみせたが、他ならぬシノンによって否定される。対して当のアスナは、自身の装備品に関するメニューを操作すると、先のシノンのように偽装用の服が消え去っていった。

「ハイグレ! ハイグレ! 先を越されちゃったみたいね、しののん」

「アスナ……ハイグレ! まで……」

「ハイグレ! ハイグレ! だから言ったでしょう、遅かったわねって」

 変わり果ててしまっている親友にリズが絶望する姿など見えないとばかりに、シノンとアスナはお互いにハイグレをしあいながら軽く挨拶を交わす。それは友人どうしの気軽な挨拶そのもので、アスナの純白のハイレグとシノンの漆黒のハイレグが対になっているようでもあった。

「私はハイグレ! ……洗脳に負けたりなんかしないんだから!」

「そう。もう負けそうになってる子もいるみたいだけど」

「ハイグレ……ハイグレ……ハイグレ……ハイグレェ……❤」

「ユウキ!」

 気丈にも堪えてみせると宣言したリーファだったが、隣にいたユウキはガクガクと腰が震えていて、小刻みにハイグレポーズを繰り返していた。熱にうなされたように小声でその言葉を繰り返す姿に、残る二人は本能的に恐怖を抱く。

「ボク……もうダメェ……こんなキモチイイの、知らないよぉ……」

「ユハイグレ! ユウハイグレ! 負けないで!」

「大丈夫、すぐにハイグレ! が助けてハイグレ!」

「うん……大丈夫❤」

 リーファとリズに諭されたユウキは、いつしか小刻みな揺れが収まっていく。大丈夫との言葉に残る二人もハイグレポーズを取りながらも、ほっと安心したように息を吐くと、すぐさまその安心感は偽物だったということに気づく。

「大丈夫。大丈夫だよぉ❤ ボクもハイグレ洗脳されちゃったからさ! ハイグレ人間ユウキ、洗脳完了しました! ハイグレ! ハイグレ!」

「流石ユウキ。上手い上手い」

 リーファの方に振り向いたユウキの表情は、何かに媚びるようなメスの笑みがこびりついていたからだ。そしてもはや我慢はいらないとばかりに、シノンやアスナ以上に勢いをつけたハイグレを披露する。それをアスナが拍手で迎えている間に、シノンはリーファの前に腕組みをしながら近づいてきていた。

「さっき洗脳には負けないとか言ってたかしら? なら試してみるのね、洗脳が完了するまで全力でハイグレしなさい」

「やっ……」

 いくらリーファが拒否しようとしても、シノンの言葉には逆らうことは出来なかった。その命令に身体の中の何かが疼いていき、もはやリーファの身体はリーファのものではなくなっていた。

「イヤァァァハイグレ! ハイグレ! ハイグレ! ハイグレ! ハイグレ! ハイグレ! ハイグレェッ!」

「リーファ!」

「ハイグレ! ハイグレ! ハイグレ人間リーファ、洗脳完了しました!」

 リズの悲痛な叫びも空しく、リーファのハイグレの叫びは自らの悲鳴をもかき消して店内に響き渡る。緑色のハイレグから零れ落ちそうなほどに胸が激しく上下していき、口や乳首に股間など、穴という穴から愛液が溢れだしていく。もはやそれすらもリーファは思考することは出来ず、数十秒後に取り戻した唯一の思考は、ハイグレ洗脳による服従のみだった。

「よかった。ユウキにリーファもハイグレ洗脳されたね」

「うん! なんで抵抗してたか分かんないよ」

「しっかり洗脳されちゃいましたね~」

「ハイグレ……ハイグレ……」

 ハイグレ人間に洗脳された仲間たちの談笑を聞きながら、最後に残ったリズはまだポーズを続けていた。とっくに心は折れているにもかかわらず、まるで洗脳とやらが終わる気配はなく、どうせなら早く楽にしてほしいというのがリズの本音だった。

「リズ。あなたは未洗脳者を匿ったりしたから、心の底から悔い改めるまで下等な未洗脳者のままよ。分かったら、もっと笑顔でハイグレなさい。場が白けちゃうわ」

「ハイグレ……ハイグレ! ハイグレ!」

「さ、リズも笑顔になってくれたし、みんなでハイグレしましょうか」

「賛成!」

「よーし。ボク、いくらでもハイグレしちゃうんだから!」

 シノンの命令によって、今にも泣きだしたいにもかかわらず、リズは強制的に笑顔にされて。お互いに見せつけあうように五人は円になると、これから起こることへの期待に胸を踊らせていた。これまで味わったことのない快感と幸せを味あうことが出来るとともに、それを味あわせてくれるきっかけとなったご主人様への信仰を兼ねて。五人は際どい切れ込みが入った股間に手を添わせ――

『ハイグレ! ハイグレ! ハイグレ! ハイグレ! ハイグレ! ハイグレ!』
スポンサーサイト
[PR]

FC2公認の男性用高額求人サイトが誕生!
稼ぎたい男子はここで仕事を探せ!

コメント

コメントの投稿

非公開コメント