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とある科学の超電磁砲 第三話 初春飾利 2

 初春飾利は調子が悪かった。パソコンに送られてきた女性たちの画像を見てから、妙に身体が火照って仕方がない。考え事をしていると、手が勝手にその身体の火照りを納めようとするように……

「きゃっ!」

 ボーッとしながら歩いていると、前方不注意で誰かにぶつかってしまい、お互いに勢いよく転んでしまう。幸いこちらにも向こうにも大した怪我はなかったようで、初春はすぐさま相手に謝ろうとする。

「ご、ごめんなさ……ひゃっ!?」

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 そこで初春はようやく自分の状態に気づく。受け身をとった関係で、相手に下着を見せつけるようにしてしまっていることに。

「ご、ご、ごめんなさい!」

 それだけ言うのが初春には限界で、初春は相手から逃げるように立ち去っていく。相手の男がニヤリと初春を見ていることに気づかぬまま……

「はぁ……はぁ……」

 息をせききって初春は走り去っていき、改めて自分がどれだけ恥ずかしいことをしたか考える。

「わ、わたし……何てことを……」

 ――でも気持ちよかったな。初春の心中にそんな感情が生まれていた。男の人に恥ずかしいところを見られて気持ちいい、もっと見て欲しい、もっと見せたい――

「…………」

 ――気づくと、初春はジャッジメント本部のパソコンがある場所にいた。初春はフラフラとした足取りでパソコンの電源をつけると、そこには先日の画像が表示されていた。

「みんな……幸せそう…気持ちよさそう……」

 画像の中の女性は、ある男性に従ってみんな幸せそうにしている。あの男性に従っていれば、自分の身体の火照りも止んで、もっと気持ちよくなれる……あのご主人様に従っていれば……

「ご主人様に従っていれば……はい、分かりました、ご主人様……」

 初春はパソコンに向かって、誰かも分からない人物に忠誠と服従を誓っていく。――そのパソコンに仕込まれた画像は、見た人物を遠回しに洗脳する、男が仕組んだブービートラップ。食蜂と、食蜂が洗脳した生徒たちによって作り出されたものである。

「初春? どうしたの?」

「あ……固法先輩……」

 ボソボソとパソコンの前で喋っている初春を不審に思ったのか、ジャッジメントの先輩である固法美偉が声をかけた。

「これ……見てもらえますか……」

 初春は何の疑問もなく、固法に洗脳電波が混じったパソコンの画面を見せる。それを固法も覗き込み……

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「ご主人様のために……みんなにも……気持ちよくなってもらわなきゃ……」

To Be Continued
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