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とある科学の超電磁砲 第四話 固法美偉

「もう! 何なのよ!」

 学園都市の路地裏。左天涙子は、子供の手を引きひた走っていた。子供と自分をガラの悪い連中が追ってきていて、巻こうと逃げるものの、追跡用の能力者でもいるのか振り切れる様子がない。

「…………」

「大丈夫! 絶対お姉さんが助けてあげるからね!」

 不安そうに顔を伏せる子供を、左天は走りながら元気づける。そろそろ路地裏を抜ける、と思ったその時、目の前に一人の人間が立っていた。待ち伏せされてたか、と思ったのもつかの間、その人物に安心した吐息をはく。

「固法さん!」

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 そこに立っていたのは、自分の親友である初春が所属する、ジャッジメントの先輩である固法美偉。自分はあまり親しいわけではないが、信頼できる人物だということは分かる。

「ああ……左天さん……」

「い、今変な人に襲われてて! この子と一緒に逃げてきてて! で、その……」

 左天は背後を確認してしどろもどろになりながらも、固法に今の状況を説明する。あとは固法が黒子かジャッジメントのメンバーにでも連絡してくれれば……

「もちろん知ってるわ……あなたの状況は……フフ……」

「固法さん……?」

 固法の様子がおかしい。何やらボーッしているような、どこか遠くを見ているような。そんな固法を不審げに思っていると、後ろから追ってきていた不良たちが迫ってきていた。

「ヤバっ……とにかく逃げなきゃ……!?」

 また子供の手を引き、逃げようとする左天の手を、突如として固法が掴む。想像もつかない凄まじい腕力で、左天は逃げられず路地裏へと逆戻りとなる。

「ちょっと……何するの!?」

「もう手間をかけさせないでね……ご主人様がそろそろ到着するから……」

「ご主人様……?」

 何とか脱出の糸口を探そうとするも、固法の後ろに突如として二人の男女が出現する。男の方は知らないが、女の方は、御坂美琴と同じくレベル5である食蜂操祈……!

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「お待ちしておりました、ご主人様。お申し付けのように、あそこに用意してあります♪」

「ご苦労」

 固法は食蜂ではなく男の方に挨拶し、ぞんざいに扱われたものの、ご主人様に挨拶したということで多幸感に包まれる。快感に身を震わせる固法やこの状況についていけず、左天は気づくと呆然と呟いていた。


「もう、何なのよ……」

To Be Continued
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