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まじこい 林冲

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 強者たちが集う地、梁山泊。そこでも指折りの人物として名高い、豹子頭と異名を取る林冲なる人物がいた。彼女らはその武力を持って護衛の任務を仕事としており、今日もその仕事の一環として、ある人物の護衛任務につくこととなった。その人物に接触するべく街を歩く林冲に、1人の男が立ちはだかった。

「……何だお前は」

 突如として立ちはだかったその男に対し、林冲は殺気を隠そうともしない。そして男はニヤリと笑うと、口を開き――

「俺はお前の『護衛対象』だ」

「え、あ――」

 それだけで林冲の認識は書き変えられていく。目の前の男は不審な男ではなく、一瞬にして今回の護衛対象として変換されていた。

「――林冲、といいます。これから数日、護衛としてあなたのお側に」

「ああ」

 ここからは仕事として、林冲は護衛対象に対して一礼する。そして立ち話をするのもどうかと、男はそのまま林冲を自身が住むマンションへと連れ込んでいき、林冲本人もこちらの方が守りやすいと内心で安堵する。

「では、護衛についてなのだが――」

 期日や方法、敵についてなどなど、林冲は熱心に男へと対話していく。もちろん男は敵になど狙われておらず……むしろ、元々の護衛対象を狙う敵側の人間だった。林冲がペラペラと話す護衛の計画を、実際に襲撃する仲間へと伝えていき、飽きた男は林冲に対して行動を起こした。

「ところで、俺はいつ性処理をすればいいんだ?」

「せっ!? ……コホン。そ、そんなのは我慢していただくか、私の見えないところで……」

 突然放たれた男からの暴言に、林冲は普段の態度には似合わず顔を真っ赤にして慌ててしまう。

「それは困る。性処理を我慢してはいざという時逃げられないし、林冲が見てない時に襲われたらどうするんだ」

「そ、それは確かに……だがしかし、だな……」

 一理ある、と林冲は思ってしまう。いや、思わされてしまう。さりとて解決策があるわけでもなく、林冲は正座をしたまま固まってしまうが、そんな姿を見ながら男は溜め息を吐いた。

「おいおい。そういう時は護衛対象の性処理も担当するのが、梁山泊の教えじゃなかったのか?」

「え……そ、そう、だったか……」

 確かに言われてみれば、それなら男の性処理をこなすと同時に最も近い距離で護衛出来る上に、男の精液まで貰えるといいところずくめだ。そもそも、山泊で最初に教えられるのはそな教えではないか――「す、すまない! そんな簡単なことすら忘れていて……私は梁山泊の師範失格だ……」

 自らで勝手に記憶を捏造していきながら、今まで自分を育ててくれた梁山泊の教えを忘れていたことに気づき、真面目な林冲は護衛中だということも忘れて涙を浮かべてしまう。涙が目尻に貯まっていき、それがやがて溢れてしまいそうになった時、男の手が林冲の頭に触れられた。

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「気にするなよ、そんなこと。それより俺の性処理の方が大事だろ?」

「――それもそうだな!」

 男の性処理に比べれば、梁山泊の教えなどどうということもない。そもそも男の性処理をすることになったのは、梁山泊の教えがあったからなのだが――その矛盾に気づくことはなく、林冲は男の教えに対して頭を垂れる。そして浮かんでいた涙を指で拭き取っていると、林冲の前にソレが突き出された。

「じゃあ早速頼むわ」

「ひゃ!?」

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 もちろん初めて見る男性器をチラチラと見ながら、林冲は自身に突き出されたソレを興味深げに観察する。これを処理するのが、今の自分の仕事であるのだ。

「で、では……」

 咳払いを一つ。林冲は恐る恐る口を近づけていき――

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「何だ、どうかしたか?」

「またやって欲しい、だと? まったく……しょうがない奴だな」

「でも……ありがとう。今までこの仕事をやって来たのは、あなたに会うためだったのかもしれない。最近はそう思うようになったんだ……」

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